<記者会見ダイジェスト>
【同志社大学】
(宮本啓希監督)
前半は良い場面が多かったと思います。後半は良いところが少なかったですが、しっかりと課題も見えましたので、たいへん勉強になるゲームとなりました。後半は、慶応大学さんのひたむきなブレイクダウンを見ることができ、逆に、自分達は疲れてからの課題を見ることができました。来週の春の試合に向けて、しっかり強化していきたいと思います。
(山本敦輝キャプテン)
前半はフォワードのスクラム等のセットプレーのところでドミネイトすることができて、自分達の流れを掴むことができました。後半は、慶應大学さんの我慢強さに後手を踏んで40分の中ではうまくいかない場面が多くなってしまったと思います。
――明治大学、早稲田大学に続き、関東の大学と対戦するのは本日の試合で3戦目だと思いますが、どのような意識で試合に臨みましたか。
(山本キャプテン)
関東の強豪チームに対して、全力を出した上で自分達のレベルを知るという意味で、自分達のプレーのクォリティーにフォーカスしていました。
(宮本監督)
今週一週間は慶應大学さんという意識は無く、自分達がやるべきことができているのか、できていないのかということにフォーカスして、どこまでできるかというところで試合に臨みました。今日の試合で言えば、前半は良かったですが、後半は出来が悪すぎたので100点満点中2点くらいですね。
――ボランティアやチアガール等たくさんの方々が試合を盛り上げようと尽力されていました。今年はラグビーのワールドカップも開催されることから、これからラグビーが盛り上がっていくものと思いますが、どのような気持ちで今シーズンに臨まれているのでしょうか。
(宮本監督)
今日の試合のために、かなり早い時期から、関係者の皆様方には御尽力をいただき感謝申し上げます。 試合の前にチアガールの皆さんとお話した際、緊張されている姿を見て、こちらも緊張してしまいましたが、選手を盛り上げていただきました。また、エスコートキッズの皆さんからも試合前から応援をいただいたので、良い状態で試合に入れました。今シーズンの同志社大学は、皆さんから応援されるチームになるという大きなビジョンがあります。どのようにすれば応援されるチームになれるかということを考え、グランドの内外を問わず、応援されるチームになるための振舞をしていかなければならないと思っています。
――昨年に引き続き、静岡県で試合を行った感想をお聞かせ願います。
(宮本監督)
昨シーズンは、エコパスタジアムで2回、慶應大学さんとの定期戦と、関西大学さんとの関西大学リーグ戦の試合をさせていただきました。今日の試合も、静岡県の関係者の皆様方のおかげで、選手達は高いモチベーションと良いコンディションの状態で試合に臨めたと思います。
今日の会場は、エコパスタジアムより少し遠くなりましたが、より静岡の地を感じることができたと思います。会場に到着した時は、緑がとても多くて良いグランドだなぁと感じました。私自身、大学4年生の時に、こちらの会場で慶應大学さんとの試合に出場した記憶があり、とても懐かしい気持ちになりました。
(山本キャプテン)
自分自身、去年は怪我をしていたため、静岡県で試合をするのは今日が初めてでした。いつも試合をしているグランドではなく、初めてのグランドで新鮮な気持ちで試合に臨めたため、個人的にもモチベーションが上がった状態で試合を行うことができました。
【慶應義塾大学】
(青貫浩之監督)
今日の試合はスコアのとおり、前半は同志社大学さんのフォワードのプレッシャーを受けて、そのまま改善することができずに大差をつけられてしまいました。後半は、そこの部分を改善することができ、バックスについても上手く改善できましたが、結果として負けたということは反省点として深く受け止めて、これから成長していきたいと思っています。
(岡 広将キャプテン)
前半は、自分達チームの課題となっている試合の入りの部分で遅れをとってしまいました。特にセットプレー等でアドバンテージを取られたので、このような点差になってしまいました。ただ、後半に点を取り返せた部分についてはチームの成長を感じましたので、課題の解消に向けてチームを作り直していきたいと思います。
――ボランティアやラグビースクールの少年達、チアガール等たくさんの方々が試合を盛り上げようと尽力されていました。このような方々の姿を見て思うところがありましたらお聞かせください。
(青貫監督)
大人だけで盛り上がるのではなく、小さいお子さんや小学生のチアリーディング等いろいろな方々に支えていただき、試合を盛り上げていただきました。静岡県の方々のホスピタリティが溢れた招待試合だったと思います。本当に感謝を申し上げたいと思います。
(岡キャプテン)
静岡県では合宿をさせていただいたこともありますが、ホスピタリティが溢れた対応をしてくださる印象があり感謝しています。また、地域活性化とラグビーを結び付けられているところは素晴らしいですし、本日は、慶應ラグビースクールや慶應高校も一緒に来て試合を行い、慶應らしい縦の繋がりの重要性を再確認することもできました。
――静岡県の感想、本日の草薙球技場の感想をお聞かせ願います。
(岡キャプテン)
よく整備されていて、スクラムも組みやすいグランドで、ありがたかったです。
(青貫監督)
今年の3月に静岡県内で春合宿をさせていただきました。先ほど主将からも話がありましたが、静岡県の方々はホスピタリティが溢れている良い街、良い県だと思いました。食事も美味しいですし、気候も良くてラグビーをやる環境としても素晴らしい県だと思います。慶應大学としては、今年、初めて静岡で合宿をさせていただき良い成長をすることができましたので、来年も、静岡県で成長できれば良いなぁと思っています。
――最後に、キャプテンから一言お願いします。
(岡キャプテン)
本日、静岡の会場までわざわざ足を運んでくださったファンの方々や、試合の開催を準備してくださった関係者皆様の前で情けない試合をしてしまいました。約3か月後のシーズンに向けて、練習を重ねて成長していきたいと思います。